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・・・ SOMNIUM ・・・ XD-s
・・・ SOMNIUM ・・・
Category: XD-s
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@Olga
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chronicle
@Olga
ある思考パターンを消去したら、いきなり気が抜けてボンヤリしている。
けっしてダメな感じではなく、多分良い意味で色んなことがどうでもよくなった。
幽霊の 正体みたり 枯れ尾花
こうやって脳の中の幽霊を送り出すたび、私は未来を創り変えている。
1年かそこら前、私の未来を告げたメディスン・ウーマン
思えばあの人は正確だった
今なら彼女がどこを見つめていたのか、私にも分かる
本当に思い通りの未来を生きることは、逆に真の自分へと還ることにもなるのじゃないか
それは進化なのか退化なのか?
還元というべきか
それにしても何もする気が起きない
少し幸福でのろのろ流れる時間の中から、この先に待ち受ける鮮やかさを見ている
天使だったり悪魔だったり戦士だったり生贄だったり
私の賑やかすぎる経歴は、今ここへ来て地味に平和に満ち足りている
もう私は誰とも戦っておらず、そのことを何とも思わない
犠牲者でも加害者でもなく、執着もなく後悔もない
別の視点から見るならば、それらはすべて私の中で、溶け合い調和してしまったのだ
今私がいるところは、次のステージへ飛び込む前の小さな死角なのだろう
ここで私は遊んでいる
羽根を持つ巨人と大きな猫
厚いアクリル板の向こうから、触れられなかった仲間たちがなだれ込む
月の女神は何事かを囁き、天使がそれに応えて耳打ちする
「○ ○ ○ ○ ○」
心地よいその振動に思わず私は笑ってしまう
思いやりと切望から成る関係を想う
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2+CLOSEUP LENZ / KODAK E100VS
葬
@Olga
それを、
誰かに話してみようかと思ったことは一度もない
墓場まで持ち込む記憶
ごみのようなシミのような、脳の隅で凝っている暗い点
こないだふと、誰かに話してみたいと思えることは
解放なのだと気がついた
話せるだけマシ
慰めを求めるならなおのこと
私はまだとても小さくて
それが何だったのかと気づいたときには
鉄のドアが閉められようとしていた
とても 話せるようなことではなかった
なので誰にも打ち明けるのはやめた
いつも私を見守っているはずの、羽根を持つ巨人だけ呼んで
あれを今から空に放すよと告げた
優しいそれは泣いているようだった
春一番が吹き荒れた日
私の怯えは強い風に散り散りになった
どうということもない
世界は流転するのだ
鉄の扉は錆びて朽ち果て、
私の中から鉄鉱石の龍が昇る
初めて認めた感情はあまりにも幼くて
巨人の羽根の蔭に隠れ、私は少し涙を流した
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
記憶
@Olga
朝方不思議な夢を見た。
魔法に彩られた授業、探していた答え、個性ということ、ひとりひとり違うという祝福
柔らかな夜がふわりと降りてきて、小さなお祭りのような、パーティのようなのがはじまった
優しい雰囲気 少し昔風な場所 土の小道 たくさんの豆電球が輝く
私はそこでふるまわれる甘いお酒に酔っている
路地裏 さびれた通り けれども知ってるひとは知っている、秘密の集まり
誰かが私に「持ってきた?」と聞いてくる
私は布を広げ、できあがったばかりの新作を緊張しながら並べて見せる
そのこは いいね、と笑ってそれを壁に飾り、何人かが興味深げに手にとって
ほとんど初対面の顔ぶれだけど、皆親しげに話しかけてくる
色々な年齢の、様々な人種の女達
知り合いもひとりふたり混じっていた
何の集まりであるかは、言うまでもない
いつもそうだけれど
夢の中の私は人見知りもしないし気後れもしない
ひとり輪から外れて歩いても、疎外感はまったくないし誰も変に思わない
心地よい距離感と信頼と親しみ
夢の中の世界では常にそれが当たり前で
ここにいるときの私はたぶん、本当の体温をしていると思う
ほろ酔いで、すごく良い気分で
裏へ廻ると石造りの異国風な空中回廊に出た
凝った造りで ガーゴイルと狛犬のあいのこのような石像がたち
数段だけの階段やふくらんだデザインの手摺など、どこの遺跡にも見られないような
不思議な様式で造られている
手摺の下には桃林が広がり、ふと振り返るとそこは真っ黒に焦げていた
− そうだ、ここは火事で焼けたんだ −
と頭のどこかで薄く思う
真っ黒に焼け焦げた空中回廊に佇み
怖さもあったが、強烈な懐かしさの方が先に立った
悲しいのではなく、嬉しいのでもない
ただ強く胸を打たれて私は泣いた
何か光ったように思い近づくと、炭化した桃の木の枝に指輪がひっかかっていた
何故かそれだけ火を免れた、乳白色のダイヤモンドが夜露に濡れていた
右の小指にはめるとたちまち手に馴染む
昔失くした私の指輪だと直感した
もっとよくここを見たいと願うと、身体が浮いて飛び始めた
桃の木よりも少し高いくらいの場所を、懐かしさで泣きながらぎこちなく飛んだ
桃林の向こうに朱い鳥居がちらりと見える
さっきの集まりのところまで戻ると年輩の女性がいて(先生と呼んでいた)
ここはいったいどこかと聞くと「○○(実家の近くの場所)」と言う
やっぱりと思い、いつも通る道路横の鳥居から奥を覗くと、
はたしてあの空中回廊が、桃林の陰にひっそりと隠れているのだった
私はなにかとても大事なことを知って(思い出して)号泣した
感動というのとも少し違うけれど
魂がまるごと優しく掴まれて、揺さぶられているみたいだった
あんまり泣いて目が覚めると、どうしてもこれを記録しておかなければと思った
あまりにもたくさんのサインが溢れていて、一秒ごとに零れ落ちていくのが惜しかった
ノートに書こうと動くのでさえも危険な気がしたから
いつもの方法で素早く脳に夢を記憶させた
細かくは省くけど、大体そんな夢だった
あの場所はどこかということは、たぶんもうあまり重要ではない
夢の中で聞いた場所にはたしかに鳥居があるけれど、
夢の中の認識では、また別の鳥居を思っていた
現実には そこに夢の中のような小高い桃林はないし
もちろん空中回廊もない
たぶんあそこへ出かけていっても、何もないだろうと分かっている
あそこは異次元の場所なのだ
いつも通り夢で遊びに行き、蜃気楼のように誰かが見せたのだ
眠る前、ハイヤーセルフと話をした
今の私を、生きることを難しくしている最大の原因は何かと尋ねた
答えはすぐにやってきて、その結果見た夢がこれだった
私は確かに答えを見つけたし、もう独りではないと知った
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
炎上
@Olga
空が燃えている
私はただ知りたいだけ
単純にシンプルに、ただありのまま見たいだけ
求めているのはエンターテイメントなのか
それとも真実か
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
秘密
@Olga
内緒にしてよ、
ぼくが魔法を使えるって
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
確信犯
@Olga
時々激しくだれかに呼ばれているような気がすることがある。
見渡してもだれもいないことは分かっているので、あえて探さない。
それは明らかにかたちのあるものじゃないし
私は多分まだ、はっきり見ることを拒んでいる
ぶ厚いシールドのこちら側から
愛しく近しいものであるはずのそれを見遣る
目を瞑り、手をあてて
いつも後ろめたさを感じる
この思いはどこから来ているのだろう
彼らは私の裏切りなどものともせずに、あるいは
そんなのはまるで大したことではないと、あんたの本心は分かっていると言わんばかりに
「近くに来たついでだから」と寄っていく。
胸にざっくり突き刺さるような切なさで、私はそういう声を無視する
けれどこんな空を見せられては
私は泣かずにはいられない
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
あってないようなもの
@Olga
こっそり自分のものにして。
きみにプライドはないのか?
「そんなもの、夜明けの朝露より儚い」
盗まれたわたしはまた、雲の上を散歩する
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / KODAK E100VS
愛しき毛むくじゃらたち
@Olga
新しく芽生えた目標、「動物と人間との橋渡し役」を目指すべく、練習をはじめた
一般には私のやろうとしていることは、アニマルコミュニケーションというのだけれど
”アニマルコミュニケーター”という呼び名を使うのに、資格と言うものはいるのだろうか
その技術を教える協会が、日本にもあることは調べたのだけれど
どうやらその内容はほとんどがシータで応用できるもののようだ
(心の制限を解き放ち、超感覚的な部分で会話するという意味で)
私としては問題はないが、これを仕事としたときに、お客さんが肩書きを求めるかどうか
でも結局はわたしがちゃんと役目を果たせるなら、受け入れられるように思う
家族動物は感情移入してしまい、いちばん難しいだろうと感じたので(実際そうなのらしい)
実家で暮らす「ちま(猫・♂)」を試みにえらんでみた
おなじみの手順で彼自身に遠隔で会話の許可を求めてみると
「ええ、なに・・・ちょっとだけなら良いですよ」という返事
ありがとう、と感謝してから、いくつか短い質問をする
Q.お母さん以外の人には心を開かない、と決めているように見えるのだけど、それはどうして?
A.「他のひとは気まぐれに僕にかまうから。お母さんはいつも側にいてくれるし、
それに僕には役目があるから」
※ちまは母以外の人間にはまったくといって良いほど近づかない
しかしそれがポーズのように思えることもあり、一度本音を聞きたいと思っていた
Q.その役目というのはなに?
A.「お母さんに、あなたは愛されるに値する、大事にされるに値するひとだ、と教えることです」
※だから母が、自分は少なくともちまにとってはスペシャルな存在だ、と実感できるように、母にだけ
べったりくっついているのだ、というイメージが浮かぶ。けれどこれは私の勝手な解釈かもしれない
Q.お母さんに伝えたいことはある?
A.「しっぽのところを強く触ったり、ひっぱるのはやめてほしいの。それは僕の尊厳を傷つけるのです。
でも大体においてはO.K.。心から愛しているし、すごく感謝していると伝えてほしい」
※電話で母に伝えたところ、ちまはメタボ腹でおしりをなめることができず、
いつもウンチをくっつけているので、とってやっているのだとのこと。
(ちまはしっぽがほとんどないので、おしりが丸見えだから)
私も常日頃可愛がり方が乱暴だと思っていたので、やはりと思った
Q.こんど私が会いに行ったら、もう少し近くに来てくれる?
A.「うーん、約束できない・・・でも、気が向いたらやってみます」
という結果だった
シータをやるときは常に創造主の確認を取るのだけれど、終了後今の会話が本当に行われたのかどうか、
私の勝手な想像ではなかったのかと聞いてみると、「上出来」という文字が光って見えた
こういう超感覚的なことは、まずは自分の得たことを信じるところから始まる
動物が相手では証明をとることもできないし
だから最初のスタートとしては、まずまずだったのではないかと思うことにした
かんじんの母は、やっぱり「動物との会話」ということを受け入れるのはまだ難しいらしく、笑っていたが
ちまの役目のことを伝えると、一瞬神妙になって聞いていた
考えてみればおかしな話だ
バカがつくほど動物好きな私の家族の、その中でも一番動物達に好かれ、明らかにテレパシックな
会話を繰り広げている母が、これを信じないということは。
それからうちのルツについて、面白かった2,3のこと。
本棚の上のプリンターに乗っていつも叱られる彼に、「今度やったら刑務所に入れるよ」と言ってみた
これは先日見つけたアニマルコミュニケーターの方のサイトで、してほしくないことを
やめてもらう方法として、書かれていたものだ
実際にはそのように忠告しておいて、またやった時に、ビールケース等を逆さまにしたものの中に
ごく短いあいだ閉じ込める、というものらしい
そうして皆によく見える場所、見られていることがわかる箱、に閉じ込められることによって、
恥をかいたという強い気持ちが生まれ、以降やらなくなるのだとか。
ルツはどうかというと、まだ一度忠告しただけだが今のところやらなくなった
この子が”刑務所”というものを知らないのは明らかだけど、その言葉を言ったとき
おそらくは自動的に私の頭に浮かんだであろう「狭くて自由がなくて罰を受ける場所」という
感覚的なイメージが、伝わったのじゃないかなと思う
もうひとつは、私がルツの大好きな甘栗を食べていたとき、ちょうだいちょうだいとまとわりつくので
「じゃあこれをあげる代わりに、ウナちゃんのご飯をほしがるのは我慢してくれる?
ルツはおしっこがでなくなるから、あのご飯をあげることはできないの。
その代わり、ときどき栗を食べさせてあげるから。 わかった?」
すると、「わかった?」の直後ぴたっと動きが止まり、ストンと座って私の顔をじっと見たのだ
それはいかにも「わかった」という顔で、いじらしく、素直な気持ちが伝わってきた瞬間だった
動物の魂を理解できないひと、また動物を好きでないひとは、なかなかこういう話はわからないと思う
でも、動物好きで長年一緒に暮らしているひとなら、誰でも「ああ、」と分かる感覚ではないかと思う
でも私自身は、そのことについて特別気になることはなくなった
アニマルコミュニケーションについて知れば知るほど、「これこそが私の魂の求めるもの、
本当にやりかったことなんだ」と心が震えるほど電気が走る
石達と協力して宇宙のアートを描くこと、そして動物と人間の橋渡しが、
私が私らしくあるために用意した、魂の仕事なのだと感じる
これからどんどん練習をして、動物への理解と技術を深めて行きたい
近所の野良ちゃん、いつも来るカラスたち、協力をよろしく
そして自信がついてきたら、モニターになってくれるひとたちを探そうと思う
MINOLTA XD-s / MD-ROKKOR 50mmF1.2 / FUJI Fortia SP
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ある思考パターンを消去したら、いきなり気が抜けてボンヤリしている。
けっしてダメな感じではなく、多分良い意味で色んなことがどうでもよくなった。
幽霊の 正体みたり 枯れ尾花
こうやって脳の中の幽霊を送り出すたび、私は未来を創り変えている。
1年かそこら前、私の未来を告げたメディスン・ウーマン
思えばあの人は正確だった
今なら彼女がどこを見つめていたのか、私にも分かる
本当に思い通りの未来を生きることは、逆に真の自分へと還ることにもなるのじゃないか
それは進化なのか退化なのか?
還元というべきか
それにしても何もする気が起きない
少し幸福でのろのろ流れる時間の中から、この先に待ち受ける鮮やかさを見ている
天使だったり悪魔だったり戦士だったり生贄だったり
私の賑やかすぎる経歴は、今ここへ来て地味に平和に満ち足りている
もう私は誰とも戦っておらず、そのことを何とも思わない
犠牲者でも加害者でもなく、執着もなく後悔もない
別の視点から見るならば、それらはすべて私の中で、溶け合い調和してしまったのだ
今私がいるところは、次のステージへ飛び込む前の小さな死角なのだろう
ここで私は遊んでいる
羽根を持つ巨人と大きな猫
厚いアクリル板の向こうから、触れられなかった仲間たちがなだれ込む
月の女神は何事かを囁き、天使がそれに応えて耳打ちする
「○ ○ ○ ○ ○」
心地よいその振動に思わず私は笑ってしまう
思いやりと切望から成る関係を想う
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それを、
誰かに話してみようかと思ったことは一度もない
墓場まで持ち込む記憶
ごみのようなシミのような、脳の隅で凝っている暗い点
こないだふと、誰かに話してみたいと思えることは
解放なのだと気がついた
話せるだけマシ
慰めを求めるならなおのこと
私はまだとても小さくて
それが何だったのかと気づいたときには
鉄のドアが閉められようとしていた
とても 話せるようなことではなかった
なので誰にも打ち明けるのはやめた
いつも私を見守っているはずの、羽根を持つ巨人だけ呼んで
あれを今から空に放すよと告げた
優しいそれは泣いているようだった
春一番が吹き荒れた日
私の怯えは強い風に散り散りになった
どうということもない
世界は流転するのだ
鉄の扉は錆びて朽ち果て、
私の中から鉄鉱石の龍が昇る
初めて認めた感情はあまりにも幼くて
巨人の羽根の蔭に隠れ、私は少し涙を流した
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記憶
朝方不思議な夢を見た。
魔法に彩られた授業、探していた答え、個性ということ、ひとりひとり違うという祝福
柔らかな夜がふわりと降りてきて、小さなお祭りのような、パーティのようなのがはじまった
優しい雰囲気 少し昔風な場所 土の小道 たくさんの豆電球が輝く
私はそこでふるまわれる甘いお酒に酔っている
路地裏 さびれた通り けれども知ってるひとは知っている、秘密の集まり
誰かが私に「持ってきた?」と聞いてくる
私は布を広げ、できあがったばかりの新作を緊張しながら並べて見せる
そのこは いいね、と笑ってそれを壁に飾り、何人かが興味深げに手にとって
ほとんど初対面の顔ぶれだけど、皆親しげに話しかけてくる
色々な年齢の、様々な人種の女達
知り合いもひとりふたり混じっていた
何の集まりであるかは、言うまでもない
いつもそうだけれど
夢の中の私は人見知りもしないし気後れもしない
ひとり輪から外れて歩いても、疎外感はまったくないし誰も変に思わない
心地よい距離感と信頼と親しみ
夢の中の世界では常にそれが当たり前で
ここにいるときの私はたぶん、本当の体温をしていると思う
ほろ酔いで、すごく良い気分で
裏へ廻ると石造りの異国風な空中回廊に出た
凝った造りで ガーゴイルと狛犬のあいのこのような石像がたち
数段だけの階段やふくらんだデザインの手摺など、どこの遺跡にも見られないような
不思議な様式で造られている
手摺の下には桃林が広がり、ふと振り返るとそこは真っ黒に焦げていた
− そうだ、ここは火事で焼けたんだ −
と頭のどこかで薄く思う
真っ黒に焼け焦げた空中回廊に佇み
怖さもあったが、強烈な懐かしさの方が先に立った
悲しいのではなく、嬉しいのでもない
ただ強く胸を打たれて私は泣いた
何か光ったように思い近づくと、炭化した桃の木の枝に指輪がひっかかっていた
何故かそれだけ火を免れた、乳白色のダイヤモンドが夜露に濡れていた
右の小指にはめるとたちまち手に馴染む
昔失くした私の指輪だと直感した
もっとよくここを見たいと願うと、身体が浮いて飛び始めた
桃の木よりも少し高いくらいの場所を、懐かしさで泣きながらぎこちなく飛んだ
桃林の向こうに朱い鳥居がちらりと見える
さっきの集まりのところまで戻ると年輩の女性がいて(先生と呼んでいた)
ここはいったいどこかと聞くと「○○(実家の近くの場所)」と言う
やっぱりと思い、いつも通る道路横の鳥居から奥を覗くと、
はたしてあの空中回廊が、桃林の陰にひっそりと隠れているのだった
私はなにかとても大事なことを知って(思い出して)号泣した
感動というのとも少し違うけれど
魂がまるごと優しく掴まれて、揺さぶられているみたいだった
あんまり泣いて目が覚めると、どうしてもこれを記録しておかなければと思った
あまりにもたくさんのサインが溢れていて、一秒ごとに零れ落ちていくのが惜しかった
ノートに書こうと動くのでさえも危険な気がしたから
いつもの方法で素早く脳に夢を記憶させた
細かくは省くけど、大体そんな夢だった
あの場所はどこかということは、たぶんもうあまり重要ではない
夢の中で聞いた場所にはたしかに鳥居があるけれど、
夢の中の認識では、また別の鳥居を思っていた
現実には そこに夢の中のような小高い桃林はないし
もちろん空中回廊もない
たぶんあそこへ出かけていっても、何もないだろうと分かっている
あそこは異次元の場所なのだ
いつも通り夢で遊びに行き、蜃気楼のように誰かが見せたのだ
眠る前、ハイヤーセルフと話をした
今の私を、生きることを難しくしている最大の原因は何かと尋ねた
答えはすぐにやってきて、その結果見た夢がこれだった
私は確かに答えを見つけたし、もう独りではないと知った
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炎上
空が燃えている
私はただ知りたいだけ
単純にシンプルに、ただありのまま見たいだけ
求めているのはエンターテイメントなのか
それとも真実か
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秘密
内緒にしてよ、
ぼくが魔法を使えるって
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確信犯
時々激しくだれかに呼ばれているような気がすることがある。
見渡してもだれもいないことは分かっているので、あえて探さない。
それは明らかにかたちのあるものじゃないし
私は多分まだ、はっきり見ることを拒んでいる
ぶ厚いシールドのこちら側から
愛しく近しいものであるはずのそれを見遣る
目を瞑り、手をあてて
いつも後ろめたさを感じる
この思いはどこから来ているのだろう
彼らは私の裏切りなどものともせずに、あるいは
そんなのはまるで大したことではないと、あんたの本心は分かっていると言わんばかりに
「近くに来たついでだから」と寄っていく。
胸にざっくり突き刺さるような切なさで、私はそういう声を無視する
けれどこんな空を見せられては
私は泣かずにはいられない
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あってないようなもの
こっそり自分のものにして。
きみにプライドはないのか?
「そんなもの、夜明けの朝露より儚い」
盗まれたわたしはまた、雲の上を散歩する
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愛しき毛むくじゃらたち
新しく芽生えた目標、「動物と人間との橋渡し役」を目指すべく、練習をはじめた
一般には私のやろうとしていることは、アニマルコミュニケーションというのだけれど
”アニマルコミュニケーター”という呼び名を使うのに、資格と言うものはいるのだろうか
その技術を教える協会が、日本にもあることは調べたのだけれど
どうやらその内容はほとんどがシータで応用できるもののようだ
(心の制限を解き放ち、超感覚的な部分で会話するという意味で)
私としては問題はないが、これを仕事としたときに、お客さんが肩書きを求めるかどうか
でも結局はわたしがちゃんと役目を果たせるなら、受け入れられるように思う
家族動物は感情移入してしまい、いちばん難しいだろうと感じたので(実際そうなのらしい)
実家で暮らす「ちま(猫・♂)」を試みにえらんでみた
おなじみの手順で彼自身に遠隔で会話の許可を求めてみると
「ええ、なに・・・ちょっとだけなら良いですよ」という返事
ありがとう、と感謝してから、いくつか短い質問をする
Q.お母さん以外の人には心を開かない、と決めているように見えるのだけど、それはどうして?
A.「他のひとは気まぐれに僕にかまうから。お母さんはいつも側にいてくれるし、
それに僕には役目があるから」
※ちまは母以外の人間にはまったくといって良いほど近づかない
しかしそれがポーズのように思えることもあり、一度本音を聞きたいと思っていた
Q.その役目というのはなに?
A.「お母さんに、あなたは愛されるに値する、大事にされるに値するひとだ、と教えることです」
※だから母が、自分は少なくともちまにとってはスペシャルな存在だ、と実感できるように、母にだけ
べったりくっついているのだ、というイメージが浮かぶ。けれどこれは私の勝手な解釈かもしれない
Q.お母さんに伝えたいことはある?
A.「しっぽのところを強く触ったり、ひっぱるのはやめてほしいの。それは僕の尊厳を傷つけるのです。
でも大体においてはO.K.。心から愛しているし、すごく感謝していると伝えてほしい」
※電話で母に伝えたところ、ちまはメタボ腹でおしりをなめることができず、
いつもウンチをくっつけているので、とってやっているのだとのこと。
(ちまはしっぽがほとんどないので、おしりが丸見えだから)
私も常日頃可愛がり方が乱暴だと思っていたので、やはりと思った
Q.こんど私が会いに行ったら、もう少し近くに来てくれる?
A.「うーん、約束できない・・・でも、気が向いたらやってみます」
という結果だった
シータをやるときは常に創造主の確認を取るのだけれど、終了後今の会話が本当に行われたのかどうか、
私の勝手な想像ではなかったのかと聞いてみると、「上出来」という文字が光って見えた
こういう超感覚的なことは、まずは自分の得たことを信じるところから始まる
動物が相手では証明をとることもできないし
だから最初のスタートとしては、まずまずだったのではないかと思うことにした
かんじんの母は、やっぱり「動物との会話」ということを受け入れるのはまだ難しいらしく、笑っていたが
ちまの役目のことを伝えると、一瞬神妙になって聞いていた
考えてみればおかしな話だ
バカがつくほど動物好きな私の家族の、その中でも一番動物達に好かれ、明らかにテレパシックな
会話を繰り広げている母が、これを信じないということは。
それからうちのルツについて、面白かった2,3のこと。
本棚の上のプリンターに乗っていつも叱られる彼に、「今度やったら刑務所に入れるよ」と言ってみた
これは先日見つけたアニマルコミュニケーターの方のサイトで、してほしくないことを
やめてもらう方法として、書かれていたものだ
実際にはそのように忠告しておいて、またやった時に、ビールケース等を逆さまにしたものの中に
ごく短いあいだ閉じ込める、というものらしい
そうして皆によく見える場所、見られていることがわかる箱、に閉じ込められることによって、
恥をかいたという強い気持ちが生まれ、以降やらなくなるのだとか。
ルツはどうかというと、まだ一度忠告しただけだが今のところやらなくなった
この子が”刑務所”というものを知らないのは明らかだけど、その言葉を言ったとき
おそらくは自動的に私の頭に浮かんだであろう「狭くて自由がなくて罰を受ける場所」という
感覚的なイメージが、伝わったのじゃないかなと思う
もうひとつは、私がルツの大好きな甘栗を食べていたとき、ちょうだいちょうだいとまとわりつくので
「じゃあこれをあげる代わりに、ウナちゃんのご飯をほしがるのは我慢してくれる?
ルツはおしっこがでなくなるから、あのご飯をあげることはできないの。
その代わり、ときどき栗を食べさせてあげるから。 わかった?」
すると、「わかった?」の直後ぴたっと動きが止まり、ストンと座って私の顔をじっと見たのだ
それはいかにも「わかった」という顔で、いじらしく、素直な気持ちが伝わってきた瞬間だった
動物の魂を理解できないひと、また動物を好きでないひとは、なかなかこういう話はわからないと思う
でも、動物好きで長年一緒に暮らしているひとなら、誰でも「ああ、」と分かる感覚ではないかと思う
でも私自身は、そのことについて特別気になることはなくなった
アニマルコミュニケーションについて知れば知るほど、「これこそが私の魂の求めるもの、
本当にやりかったことなんだ」と心が震えるほど電気が走る
石達と協力して宇宙のアートを描くこと、そして動物と人間の橋渡しが、
私が私らしくあるために用意した、魂の仕事なのだと感じる
これからどんどん練習をして、動物への理解と技術を深めて行きたい
近所の野良ちゃん、いつも来るカラスたち、協力をよろしく
そして自信がついてきたら、モニターになってくれるひとたちを探そうと思う
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